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3・11から5年、全ての原発をなくせ・福島の子どもたちを守ろう

「山梨での春休み2016」〔3/28(月)~3/31(木)〕にご協力をお願いします

■福島の子どもたちにのびのびとした春休みを
 原発事故から5年、福島県では除染が進められていますがそれは民家の周辺に限られ、県の7割をしめる山林では除染は行われず、一般人の年間被曝許容限度の1ミリシーベルト以上の地域が多く残っています。
 放射線は体内に入ると、細胞の中の遺伝子を壊し、将来がんを発生させる可能性があります。いま福島県では小児甲状腺がんが多発しています。短期間でも放射能汚染の少ない土地で生活し、ストレスを発散させることが、免疫力回復の点で効果のあることが、チェルノブイリ原発事故の経験からわかっています。
 私たちは2012年から春休みと夏休みに、福島の小学生を山梨に招く活動をしています。今度の春休みで9回目となります。皆さんのご協力をお願いします。
▲期間 3月28日(月)~3月31日(木)の3泊4日
▲参加者 福島県の小学生8人
▲主な行事 「ハイキング」「野菜の収穫・バーベキュー」
▲主催 放射能から福島の子どもたちを守る山梨の会

■「ボランティア」や「資金カンパ」にご協力下さい
▲遊び―山梨の会会員と共に、子どもたちと一緒に遊んで下さい。1日で結構です。
▲食事作り―山梨の会会員と共に、食事作りに参加して下さい。1食で結構です。
▲資金カンパをお願いします―「山梨での春休み」の費用は、会員や皆さんから寄せられますカンパ、街頭からのカンパでまかなわれます。
・1口1,000円から、何口でも結構です。
郵便振替で。口座記号番号「00210-0-50137」、口座名称「福島の子どもたちを守る山梨の会」
(「遊び」「食事作り」にご協力下さる方は、「山梨の会」までご連絡下さい。またお子さんと一緒に、福島の小学生と行事へ参加して下さることも歓迎いたします)

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3・11バスで福島郡山での反原発集会への参加者募集中です

●3・11反原発☆福島行動'16〔ブログはこちら
●3月11日(金)13時 郡山市・開成山野外音楽堂
●甲府発・6:30―甲府着・22:30 バス代5,000円(学生3,000円)
●お問い合わせ・「放射能から福島の子どもたちを守る山梨の会」まで

多発する小児甲状腺がん! 原発事故は収束していません

■3・11原発事故から5年です。政府と福島県は、被災者への支援を打ち切り、帰還の強制ともいえるような施策をつぎつぎと打ち出しています。
▲その一つは、福島の復興指針を改定し、現在避難指示が出ている区域のうち「居住制限区域」(年間被曝線量50ミリシーベルト以下)と、「避難指示解除準備区域」(年間被曝線量20ミリシーベルト以下)の区域の避難指示を2017年3月までに解除をめざすという方針を決めたことです。避難指示が解除されれば、現在出されている毎月の慰謝料などの支援策は順次打ち切られます。
・もともと法律で一般人が浴びる年間の人工放射線の限度は、1ミリシーベルトと決められていました。それを政府は、福島事故のあと緊急時だからと20ミリシーベルトに引き上げました。とんでもないことです。
・これまでも避難指示区域の解除はありましたが、若い人や子どもの古里への帰還は進んでいません。慰謝料などの支援策の打ち切りをともなって避難指示区域の見直しを行うことは、帰還の強制と同じです。それは安倍政権の「原発事故は収束した」「原発の再稼働」「原発の輸出」などの攻撃を進めるためです。
■大きな問題は、小児甲状腺がんが多発していることです。国や県は原発事故当時の福島県の18歳以下の子ども全員の甲状腺検査を実施しています。昨年6月末までに138人が「がんの疑い」と診断され、手術の結果104人ががんと確定しています(『朝日』2015/11/19)。
・通常小児甲状腺がんは100万人について数人と言われています。福島での300倍をこえる高い率での発生に対して、まず原発事故との因果関係を疑うことは当然です。それを国や県は「原発事故との因果関係は考えられない」「過剰診断による多発」などと言っています。このような対応も「福島事故は収束した」と一体の対応です。
・私たちは強く訴えます。政府は福島の子どもたちの命と生活を守れ。全ての原発を廃止せよ!

山梨の会の新しい代表に井出あつ子さんが就任しました

■昨年12月に行われた山梨の会の春休みに向けての会議で、井出あつ子さんが新しい代表に就任することが決まりました。
 井出さんは元看護師で昨年3月退職されました。在職中から職場のあけぼの医療センターの職員有志の皆さんと山梨の会の保養活動にご協力をいただいておりましたが、新しく代表として活動していただくことになりました。
 前代表の渡辺蔵雄さんには、2012年3月の山梨の会結成以来、代表として毎回の春休み、夏休みでは街頭カンパや宿舎で陣頭にたっていただきました。お礼申し上げます。ありがとうございました。

春休み・夏休みにカンパ下さる方から

■2016年もどうぞよろしくお願いいたします。
 あれから5回目の春を迎えます。Kebaの活動も6年目となりました。いったいどれだけ春を数えたら……と問題はいっぱいあって、何も解決していない事に腹立たしくなりますね。
 腹を据え、覚悟を決めヒーローなどは待たずに、わたしたち一人ひとりでこの逆境の世を過ぎ越して生きましょう。Kebaは、これからも福島のこどもたちを応援していきます。
 春のキャンプもがんばって下さい。お会いできたらいいですね。
2016.1.25 Keba一同

# by counterradiation | 2016-02-18 11:15

「山梨での夏休み2015」(8・17~21)へのご協力ありがとうございました

【Ⅰ】福島から7人の小学生が参加

●今回参加したのは、直前にキャンセルがあり、小学2年生から6年生までの女子6人、男子1人となりました。

●参加者の出身地は、沿岸部のいわき市、中通りの福島市、二本松市、郡山市、白河市、玉川村でした。

【Ⅱ】山梨での5日間

(1)8月17日(月)―福島から山梨へ

●福島への迎えは、事務局の今村、ボランティアの平野さんが行いました。
・午前8時半いわき市での迎えをかわきりにして、磐越道→東北道と走って福島市、次いで東北道を南下して二本松市、郡山市、白河市の順に迎えました。新白河駅をワゴンで出発したのは12時で、あらためて福島県の広さを実感しました。
・その後東北道―圏央道―中央道を経由し宿舎に午後5時半に到着しました。
・歓迎の夕食会には、ボランティアの6名の方もかけつけてくださいました。

(2)8月18日(火)―富士山5合目へ

●この日は富士山5合目へ行きました。付き添いは平野さん、深澤さん、今村の3人が担当しました。
・富士吉田のスバルライン近くの駐車場からバスで5合目へ。外国からの観光客が多く、すごいにぎわいでした。
・最初に5合目の郵便局から、それぞれが家族宛にハガキを出しました。その後5合目の「お中道」をハイキング。昼食を食べながら、眼下の河口湖や西湖を眺め、富士山の高さを実感しました。

(3)8月19日(水)―尾白川で川遊び

●北杜市白州町の名水公園「べるが」と尾白川に行きました。子どもたち7人に加えて、春休みにほうとう作りを教えてくださった神田さん、毎回お世話になります田丸さんとお仲間の皆さん、それに平野さん、深澤さんなど総勢15人です。
・「べるが」に到着し、子どもたちがバドミントンなどで遊ぶ間に、大人が準備してバーベキューでにぎやかな昼食となりました。
・昼食の後尾白川で遊びました。ウォータースライダーなどで歓声をあげた後、魚やおたまじゃくしを追いかけました。後日田丸さんと一緒に参加して下さいました方から川遊びの全景を写した立派な写真をいただきました。福島の小学生に送らせていただきました。

●夕食は井出さんや、あけぼの医療センターの看護師さんたちが作ってくださいました。

(4)8月20日(木)―野菜の収穫・桃のもぎとり、築山地区の公園でバーベキュー

●最初に平野さんの畑でナス、キュウリ、トマトなどの収穫を体験しました。
・その後市川さんの果樹園で桃のもぎとりを行いました。子どもたちは固い桃がおいしいと皮をむいてその場で食べていました。お土産の桃をいただいて、築山地区に向かいました。
・雨が降ったりやんだりであったので、流しそうめんは中止し、御崎神社での遊びとバーベキューを行いました。子どもたちは朝収穫した野菜などを自分で調理して焼きました。

●夕食はいつもお世話になる望月さんたちが肉団子などを作ってくださいました。
・山梨での最後の夜は、子どもたち一人一人に、一番楽しかったことを発表してもらいました。
・また毎回カンパを送ってくださいます「ケバの会」からの手作りのゆかた生地の手ぬぐいが子どもたちに届けられました。子どもたちは大喜びで福島に持って帰りました。

(5)8月21日(金)―山梨から福島へ

●福島への送りは、事務局の今村と山梨合同労働組合の木下さんが担当しました。深澤さん、平野さん、井出さん、木下明美さんたちに見送られ8時30分に出発。途中、談合坂サービスエリアでお土産を買って福島に向かいました。
・迎えの時と同じ順番で、いわき市に午後3時、最後の白河市には午後6時半に無事送り届けて「山梨での夏休み」は終わりました。

【Ⅲ】山梨での夏休みにご協力いただいた皆さんからのお便り

●Keba 名執真理子さん―カンパと、子どもたちにゆかた地の手作り手ぬぐいをいただきました。

 2015年のサマーキャンプも楽しそうですね! いつも手作りの計画とご飯、ていねいな報告、素晴らしいと思います。他からの助成も受けず、街頭カンパやグループからのカンパで実践されてるのはとても大変だと思いますが、だからこそKebaはこれからも貴会を応援していこうと思います。みんなのまっすぐな心が、福島の子どもたちの思い出につながっていったらいいなと思います。

●Fさん(甲府市青沼)―カンパをいただきました。

 ボランティアなどへの参加は出来ませんが、活動に大変感銘を受けました。今後とも頑張って下さい。

●Kさん(広島県三次市)―「8・6ヒロシマ」に参加の際、「保養交流会」で山梨の会の会報を配布しました。それでカンパを送っていただきました(事務局)。

 広島で保養のとりくみについて、お話しを聞かせていただいた者です。わずかですみませんが、父母からもカンパをもらったので送らせていただきます。

●Wさん(夏休みに参加した福島県在住の小学生のお母さんから)

 こんばんわ
 春休みは大変お世話になりありがとうございました。病院につれていってもらったり、本当にありがとうございました。
 娘は夏休みの山梨保養を楽しみに待っていました。
 親としても、娘はよく頭痛・腹痛をして1学期は学校を休むことも多く、ぜひとも空気の奇麗な所に保養させたいです。
 参加させたいですが、父母とも朝早くから、仕事で車での送迎が出来ません。また春休みのように近所に来ていただけたら……と思っております。


●井出あつ子さん(看護師)

 私は今春職場を定年退職しました。在職中は職場の皆さんから毎回保養へのカンパをいただいてきましたが、退職した今夏も元職場の皆さんのご協力で在職中と同じように福島の子どもたちを招く活動に協力出来ましてうれしく思います。
 それにしても今年は安保法案の国会提出など戦争への動きが近付いてきたように思い、ボランティアに参加している方とも誘い合って国会に行って来ました。原発の問題も、戦争法の問題も根っこではつながっているように思います。私は星野文昭さんという方の再審請求を支援する活動にも協力していますが、その星野さんが獄中で描いた絵の絵画展が11月甲府の県立図書館で行われます。そのチラシを山梨の会の会報の読者の方にも読んでいただけるよう、ご配慮を事務局にお願いしました。
 これからも福島の子どもたちの保養活動につながっていきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。


小児甲状腺がん138人に。福島の子どもを守る活動がますます大切に

●8月31日、福島県の県民健康調査検討委員会は、小児甲状腺検査においてがん及びその疑いがあると判定された子どもが138人にのぼることを発表しました。
 福島県では原発事故当時18歳未満であった子ども全員(約37万人が対象ですが、事情により1巡目検査を受けた人は約30万人)を対象に検査を実施していますが、2013年3月末までに1巡目検査が終わり、現在は2巡目検査の途中です。
 1巡目検査で甲状腺がん及びその疑いありとされた子どもが113人、2巡目検査途中まででがん及び疑いとされた子どもが25人です。
 またこの2巡目検査での25人について「これは1巡目検査での見逃しなのか、それとも新しく発生したのか」という質問に対して、検討委員会は「ほとんどが新しく発生した」と認めました。

●これは重大なことです。ふつう小児甲状腺がんの発生は100万につき数人と言われており、福島の1巡目検査での113人という数字は、100万人に直せば360人という異常な高率です。しかし県は「チェルノブイリでは事故後4~5年で甲状腺がんが発生しており、福島ではそれより短い期間で見つかっている」からとして「福島で見つかったがんは原発事故の影響とは考えにくい」「過剰診断の結果多く見つかっている」と言ってきました。しかし2巡目途中の現在は、事故発生からすでに4年目に入っています。2巡目検査のなかで新たに25人もの患者が発生しているということは、県の見解にしたがったとしても原発事故の影響以外には考えられません。しかし国や福島県はここに至ってもこれまでの見解を維持し、原発との因果関係を認めていません。

●福島原発事故から4年半が過ぎ、政府は避難区域の解除と見直しを進め、それに連動して慰謝料や住宅支援の打ち切りを決めています。事故は終わったと言わんばかりのこの動きに対して、福島の子どもたちを放射能から守り、原発をなくす活動がますます求められています。皆さん、これからもご支援をよろしくお願いします。

山梨の会・会計報告(2015/4/1~2015/9/30)

収入
・くりこし金 39,937
・ケバの会からのカンパ 71,000
・北病院ボランティアグループからのカンパ 30,000
・あけぼの医療センター職員有志からのカンパ 29,000
・個人や会員からのカンパ 109,000
・街頭カンパ 81,784
・福島の参加者からの参加費 35,000
計 395,721

支出
・「さよなら原発まつり」実行委員会へのカンパ 5,000
・「山梨の会」(16~17号)、「春休み2015のお礼」「夏休み2015」の作成、発送費用 26,178
・街頭宣伝・カンパ諸経費 9,370
・事務・備品諸経費 41,721
・「山梨での夏休み2015」経費 286,729
▲内訳
・福島への送迎高速代 40,060
・福島への送迎含むガソリン代 33,209
・送迎時の食事、おやつ、経費 6,370
・富士山5合目交通・諸経費 22,300
・「べるが」使用料・器材費 9,640
・食料品購入 44,235
・ワゴン、宿舎、諸企画への謝礼 88,300
・備品・消耗品・遊具 18,715
・旅行保険 10,000
・救急医療センターと民間医院 13,900
計 368,998
くりこし 26,723

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8月18日 富士山5合目へ

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8月19日 「べるが」でバーベキュー

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8月20日 桃のもぎとり

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8月20日 ボランティアのみなさんと夕食
# by counterradiation | 2015-11-15 09:13

福島の小学生を夏休みに山梨へ

●日程表

8月17日(月)

・福島から山梨へ

・歓迎夕食会(18:00)

8月18日(火)

・朝食

・富士山5合目へ
5合目ハイキング
(宿舎8:00発)
(帰着18:00)

・夕食(18:00)

8月19日(水)

・朝食

・尾白川と名水公園べるがへ
川遊びとバーベキュー
(宿舎9:00発)
(帰着17:00)

・夕食(18:00)

8月20日(木)

・朝食

・野菜収穫体験

・桃もぎとり(10:30)

・そうめん流しとバーベキュー(11:30)

・夕食(18:00)

8月21日(金)

・山梨から福島へ
(宿舎9:30発)

●「資金カンパ」や、「食事つくり」「遊び」のボランティアにご協力下さい

※福島ではいまも11万人が故郷に帰れず、避難生活を余儀なくされています。また除染が進んだといっても、住宅の周辺だけで、郊外や野山は手つかずです。私たちは短期間でものびのびとした夏休みを送ってもらおうと福島の小学生8人を招きます。

■資金カンパのお願い
・すでにご協力いただきました方にはお礼申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。
・1口1,000円、何口でも結構です。郵便振込でお送り下さい。
 口座番号「00210-0-50137」、口座名称「福島の子どもたちを守る山梨の会」

■「食事つくり」「遊び」のボランティアについて
・上記のような日程です。1食、1日のご協力で結構です。連続して参加していただける方は、宿泊も可能です。メール、または事務局までお電話をお願いします。
・宿泊場所に来ていただくことになりますが、送迎も可能です。

●8月20日(木)の「桃のもぎとり」「そうめん流し」にご参加下さい

■福島の小学生と一緒に「桃のもぎとり」「そうめん流し」を楽しみませんか。お子さん、お孫さんの参加大歓迎です。
・予約や、経費は必要ありません(小雨決行)。
・「桃のもぎとり」「そうめん流し」どちらも地図があります。不明な場合は事務局まで電話を下さい。
※なお、「富士山5合目」(18日)や、「尾白川、名水公園べるが」(19日)へのご参加も歓迎します。交通手段の調整のため、事前にご一報下さい。

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「山梨での夏休み2015」の開催に向けて
街頭カンパが始まりました


●これまでに、「山梨の会」とボランティアの皆さんによって、7/11(土)と7/19(日)の2回、街頭カンパと反原発署名への取り組みが行われました。これまでの街頭カンパでは合わせて2万5000円が寄せられています。
●「山梨の会」では、これからも街頭カンパを始めとするカンパ活動、ボランティア募集などを行っていきます。ご協力をよろしくお願いします。

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# by counterradiation | 2015-07-27 08:30

「山梨での夏休み」〔8/17(月)~8/21(金)〕を開催します

■福島の子どもたちにのびのびとした夏休みを

 福島県では今も11万人の人たちが故郷を離れて、避難生活を余儀なくされています。除染が進んだといっても、一般人の年間被曝許容限度の1ミリシーベルト以上の地域が多く残っています。
 放射線、とくに体内に取り込まれた放射線は、細胞の中の遺伝子を壊し、将来がんを発生させる可能性があります。とくに成長期の子どもへの影響が心配されます。
 短期間でも放射能汚染の少ない土地で生活し、ストレスを発散させることが、免疫力回復の点で効果のあることが、チェルノブイリの経験からわかっています。

▲日程 8月17日(月)~8月21日(金)の4泊5日
▲参加者 福島県在住の小学生8人
▲主な企画 「川遊びとバーベキュー」「桃狩りとそうめん流し」「花火遊び」「ハイキング」など。詳細は後日。
▲宿泊 山梨県南アルプス市内のNPO法人管理の施設
▲主催 放射能から福島の子どもたちを守る山梨の会

■「ボランティア」や「資金カンパ」へのご協力をお願いします

▲「遊び」や「食事作り」のボランティア
 期間中の1日、半日でも結構です。協力していただける方は、「山梨の会」までご連絡下さい。
▲往復の旅費、滞在中の経費などの資金カンパにご協力下さい
 1口1,000円から。何口でも結構です。郵便振替でお送り下さい。
 口座記号番号「00210-0-50137」、口座名称「福島の子どもたちを守る山梨の会」

急増する小児甲状腺ガン。原発を廃止し、福島の子どもの命を守ろう

●福島県は事故当時18歳以下だった全ての子どもを対象に、2年おきに甲状腺検査を実施、2013年度で1巡目が終わり14年4月からは2巡目検査に入っています。1巡目では30万人のうち、がんと確定の人は86人、疑いは23人に上りました。2巡目検査は途中ですが、1巡目で「問題なし」とされた人の中から、8人のがんまたはその疑いの人が出ています。
●小児甲状腺がんは、ふつう100万人に数人とされ、福島の1巡目の率は100万人につき360人となり異常な高率です。政府や県はこれについて、チェルノブイリ原発事故ではがんが急増したのは事故後4~5年目からなので、福島の高率は原発事故の影響とは考えられず、「過剰診断」によるものなどと言い出しています。
●ただチェルノブイリについても、がん増加が報告されだした4~5年後とは、外国から超音波機器が入り調査体制が整いだした時期と一致しており、それまでにがんがどの程度発症していたかは、詳しくはわかっていないと報じられています(以上は、3/11『山梨日日』から)。
●福島での小児甲状腺がんの異常な高率での発生を、原発事故と疑うのは当然のことです。政府や県は「過剰診断」などと言い逃れるのではなく、親や子どもの不安を取り除き、子どもたちの命を守るために、避難・保養の権利を認め、全被害を補償することを求めます。そして根本的な解決のために、全ての原発の廃炉を要求します。

「山梨での春休み2015」(3/27~30)へのご協力ありがとうございました

【Ⅰ】「山梨での春休み」に福島から参加した7人の小学生

●木村玲音(れいん)君……3年生・中島村・男子
●鈴木楓斗(ふうと)君……3年生・中島村・男子
●渡辺凪紗(なぎさ)さん……3年生・玉川村・女子
●遠藤つばきさん……5年生・大玉村・女子
●遠藤桃(もも)さん……2年生・大玉村・女子
●渡辺知彩(ちさ)さん……3年生・郡山市・女子
●脇田結海(ゆかい)君……5年生・いわき市・男子

【Ⅱ】山梨での4日間

●3月27日(金) 1日目

▲福島から山梨へ
・福島への迎えは、山梨の会事務局の今村さんと、山梨合同労組の木下憲委員長が10人乗りのワゴン車で行きました。
・福島県南部の東北自動車道・矢吹インターで降り、朝9時半に東北線・矢吹駅で中島村と玉川村の3人を迎え、そのまま国道4号を北上して郡山市、そして大玉村の参加者を迎えました。最後の脇田君は海沿いのいわき市なので磐越自動車道で向かい正午過ぎにいわき市に到着しました。
・山梨にはそのまま常磐道→首都高速→中央道と走り、南アルプス市の宿舎には5時半に到着しました。
・歓迎会では渡辺代表のあいさつを受け、夕食を作っていただいた木下明美さん、バーベキューや農作業体験に協力していただくことになる市川さん、ボランティアの平野さんにも参加していただきにぎやかに行われました。

●3月28日(土) 2日目

▲ほうとうの手打ち体験
・午前中は御勅使川福祉公園でバドミントンなどで遊びました。子どもたちの行動には、平野さん、木下明美さん、それに小学校の教員の深沢修一さんがこの日から最終日まで3日間のお手伝いをしていただきました。
・昼食は、昨年の夏休みに続いて、元県立病院看護師の田丸さんとお仲間の皆さんが手作りのデザート持参で参加して下さり、カレーを作って下さいました。
・午後はほうとうの手打ち体験です。2013年の春休みに「みみつくり」を指導していただいた富士川町の神田さんに今回も指導をお願いしました。職場からカンパを寄せて下さいました県立医療センターの井出さんはじめ看護師さん3人も参加して下さいました。
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●3月29日(日) 3日目

▲25人の参加で、果樹園での剪定した枝集め、焼き芋とバーベキュー
・築山地区の市川さんの畑に多くの方が集まってくれました。南アルプス子どもの村小中学校の先生方、毎回食事作りに参加して下さる望月さんと県立北病院ボランティアグループの皆さんはこの日も夕食作りの前にお孫さん連れで参加して下さいました。さらにNPOの小野日高さん、昨年の夏休みにも協力していただきました山梨市の飯島さんがお子さんを連れて参加して下さり、また今回も県立大学生のSさんがボランティアに協力して下さいました。
・ぬらした新聞紙でさつま芋をつつみ、それを銀紙でくるんでたき火にいれた焼き芋は出来映え抜群でした。また望月さんが持参してくれた「甲斐サーモン」のホイル焼きは子どもたちにも好評でした。
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●3月30日(月) 4日目

▲山梨から福島へ
・福島への送りは、事務局の今村さん、ボランティアの平野さんが行いました。午前9時半、渡辺代表、市川さん、ボランティアでお世話になった深沢さん、県立大のSさん、山梨合同労組の小林さんたちの見送りを受けて出発しました。
・平野さんのお母さんが、赤飯のお握りを作ってくれました。
・談合坂サービスエリアで家族へのお土産を買い、来たときとは逆のコースで福島に向かいました。最初に海沿いのいわき市、そのあと郡山、最後に矢吹駅に午後6時に無事送り届けることができました。
・多くの皆さん、ご協力ありがとうございました。

【Ⅲ】「山梨での春休み」にご協力いただいた皆さんからの声

●Keba(ケバ)代表 名執真理子さん(カンパをいただきました)

 1枚500円のスヌードや、手ぬぐいを107枚買っていただいたお金の全額を当会に寄付させていただきます。思い出がたくさんつまったゆかたややきものをいただいて、私たちKebaは、その思いをほどきながら、また平和を願うその手で縫い進めていきます。たくさんのお店が協力して販売して下さいました。みなさんのあったかい気持ちを福島の子どもたちへ。

●学生Sさん

 学生ボランティアとして参加させていただいたのは、今回で3回目になります。ますます大きくなった子どもたちに再会すること、新しく参加してくれた子どもたちと出会えることは私にとって一番の楽しみでもあります。
 今回のキャンプもまた、盛り沢山な内容で、普段はなかなかできないような体験をしたり、自然の中でバーベキューをしながら楽しくのびのびと過ごすことができ、子どもたちにとって春休みのいい思いでになったのではないかと感じます。
 地元福島を離れ、山梨へ行くことは子どもにとって不安も大きかったと思いますが、山梨では沢山の方々があたたかく迎えてくれます。子どもたちが「また参加したい」と思えるのは、きっと何よりも人の優しさに触れたからだと思います。
 今回もとても貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。


●木下明美さん(パート労働者・百万人署名運動)

 1日目の夕食作りと、翌28日の遊び、ほうとう作りにボランティアとして参加しました。
 28日午前中は福祉公園でサッカー、バドミントン、ドッジボールをしましたが、ドッジボールが一番盛り上がりました。午後は野菜採りや、福島の牛、シマちゃんを見学に行ったときも、牛にえさをやったりして大はしゃぎでした。
 一日一緒に行動して、子どもたちは本当に元気でした。福島よりも思いっきり体を動かせるということかなと考えたりしていました。ボランティアに参加しながら、原発は絶対に廃炉にしなくてはならないなと思った一日でした。


●福島から参加の小学生の父兄から

 こんばんわ。夜分遅くにすみません。
 この度は4日間の長きに渡り大変お世話になりました。お礼が遅くなりました事お詫び申し上げます。
 さて今回の滞在期間も大変楽しかったようで、前回よりも更に充実した楽しい日々を過ごしたようです。
 本当に有り難うございました。皆様にも宜しくお伝え下さりますようお願い致します。
 今後もまた機会がございましたら、是非とも参加させて頂けたらと思います。
 宜しくお願い致します。


山梨の会・会計報告(2014/10/1~2015/3/31)

収入
・くりこし金 10,768
・ケバの会からのカンパ 53,500
・あけぼの医療センター職員有志からのカンパ 26,000
・北病院ボランティアグループからのカンパ 10,000
・個人や会員からのカンパ 101,000
・街頭カンパ 81,784
・春休み参加の7人からの参加費 35,000
計 318,052

支出
・「山梨の会」(13号~15号)発送料 16,190
・2/21講演会への山梨の会としての分担 17,000
・街頭宣伝・カンパ費用 5,562
・事務・備品・印刷代 28,725
・「山梨での春休み2014」 210,638
▲内訳
・福島への送迎高速代 34,940
・福島への送迎含むガソリン代 29,094
・ワゴン、宿舎への謝礼 35,000
・バーベキュー、ほうとう手打ちその他諸企画の謝礼 42,500
・食料、飲料、おやつ 39,530
・医者・薬品 3,250
・備品・寝具 19,324
・保険 7,000
計 278,115
くりこし 39,937

「山梨での夏休み」〔8/17(月)~8/21(金)〕を開催します_d0261687_9354619.jpg
3月28日 ボランティアの皆さんと

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3月28日 野菜の収穫

「山梨での夏休み」〔8/17(月)~8/21(金)〕を開催します_d0261687_9405313.jpg
3月28日 福島の牛「島ちゃん」を訪ねて

「山梨での夏休み」〔8/17(月)~8/21(金)〕を開催します_d0261687_942515.jpg
3月29日 ボランティアの皆さんと
# by counterradiation | 2015-06-28 09:52

「山梨での春休み2015」へのご協力ありがとうございました

「山梨での春休み2015」へのご協力ありがとうございました

4月10日
放射能から福島の子どもたちを守る山梨の会

代表 渡辺蔵雄 富士吉田市旭4-1-5 TEL: 080-1021-9128
事務局 今村栄一 TEL: 090-9347-3621
http://counterrad.exblog.jp/
E-mail: counterradiation@joy.ocn.ne.jp

 福島から7人の小学生を迎え、3月27日から3泊4日の日程で行われました「山梨での春休み」は、無事終了することができました。
 資金カンパにご協力いただきました皆さん、食事つくりや遊びのボランティアにご協力いただきました皆さん、また企画実現のためにご協力をいただきました皆さん、ありがとうございました。

 今回参加の小学生は、新2年生から新5年生までの男子3名、女子4名でした。
 短い期間でしたが小学生たちには、御勅使川福祉公園での遊び、山梨の郷土料理「ほうとうの手打ち」体験、果樹園の剪定した枝集め作業・焼き芋・バーベキューなど、思い切り遊んでいただくことができました。あっと言う間の3泊4日でした。リピーターの小学生のお母さんからは「前回よりも更に充実した楽しい日々を過ごしたようです」というお便りを早速いただきました。
 また私たちの呼びかけに応えて、一緒に「ほうとうの手打ち」や焼き芋などに参加して下さいました皆さん、ありがとうございました。

 3・11原発事故から4年、福島県ではいまなお12万人を超える人たちがふるさとを離れて避難生活を続けるなど厳しい状況にあります。除染が進んでいると言ってもそれは比較的放射線量の低い原発から離れた地域の、人家とその周辺のことで、原発周辺地域はそれすら進んでいませんし、原発からはいまでも汚染水が漏れ続けています。また国や福島県は原発事故との因果関係を否定していますが、子どもたちの甲状腺がんは増え続け、お母さんたちは心配が絶えません。
 このような現状にある福島の人たちと連帯する闘いや、政府に原発をやめさせる闘いはもっと大きなものにしていかなくてはならないと思います。

 私たち山梨の会は、「福島の子どもたちの命を守る」ことと、「全ての原発を廃炉に」することを目標に運動を進めてまいりました。その実現のためにこれからも、署名運動や、子どもたちの保養活動を継続して行っていきたいと思います。
 今後とも皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。
 詳しいご報告は、5月にさせていただきます。
「山梨での春休み」へのご協力ありがとうございました。

「山梨での春休み2015」

「山梨での春休み2015」へのご協力ありがとうございました_d0261687_74624.jpg
3月28日 ほうとうの手打ち体験

「山梨での春休み2015」へのご協力ありがとうございました_d0261687_753760.jpg
3月29日 バーベキュー会場で

「山梨での春休み2015」へのご協力ありがとうございました_d0261687_76408.jpg
3月29日 子どもの村小学校を訪問

「山梨での春休み2015」へのご協力ありがとうございました_d0261687_775748.jpg
3月29日 最後の夜「崖の上のポニョ」をおどる

「山梨での春休み2015」へのご協力ありがとうございました_d0261687_791384.jpg

# by counterradiation | 2015-04-14 07:09


代表 今村栄一 甲府市宮前町1-3上田方気付 TEL: 090-9347-3621 FAX: 0555-84-1108   E-mail: counterradiation@joy.ocn.ne.jp


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